一文無し

文字を書く仕事も辞め、スナック紛いのアルバイトを、週に1、2回こなすだけの生活が続いている。
寒波と共にやってきた精神の不調は、私を鈍感でものぐさなニート予備軍にした。

だが、悠々と過ごしていられるほど恵まれた環境にはいないのだ。
奨学金は返納しなければならないし、
年金も支払わなければ将来が不安だ。
そうこうしていると、趣味や美容に一切金をかけなくてもわずかな稼ぎが消えていく。

やはり、どうしても働かなければならない。
そして働いて、お金が溜まったら東京に行くんだ。そこでメンヘラの終止符を打とう。
お金を貯める為に、できる事を少しずつやっていく。